世界的に石油や小麦の価格などが高騰しているなか、テーマ型の投資信託商品(ファンド)が注目を集めているそうだ。ニュースによると、株式相場は冷え込んでいるというのに、このテーマ型ファンドの数は1年間で2.3倍にもなったらしい。
「テーマ型ファンドって何なの?」という人のために簡単に説明すると、投資ターゲットを業種や産業などで絞り込み、投資家から運用資金を集める金融商品のことだ。例えばインターネット関連事業に投資するファンドや、エネルギー関連企業を対象とするファンドといった具合である。運用は投資の専門家が行う点、普通の株の投資とはちょっと違う。
そういったなかで最近注目を集めているのが、農業関連ファンドやエコファンドといったものだ。農業関連ファンドは、農業関連企業の株式を投資対象として組み込んでいる金融商品。エコファンドは、環境対策への取組みに積極的な企業、具体的には地球温暖化防止に役立つ技術を持っている、省エネやリサイクル技術で優れているといった企業の株式を投資対象に組み込んでいる金融商品だ。エコファンドは1999年に売り出されたものの、その後は低迷していた。それが最近になって人気が再燃したわけだ。
でも、ブームに安易に乗るのは注意すべきだ。テーマ型ファンドは、投資先を絞り込むのでリスクも高くなる。環境問題に取り組んでいる企業だからといって、成長するとは限らない。エコだからといって地球と同じように投資家にも優しいかどうかは、しっかりと見極める必要がありそうだ。
