ゲームソフト業界の動きが、最近どうも激しいようだ。ゲームソフトの大手企業であるスクウェア・エニックスが、テクモにTOB(株式の公開買い付け/Take Over Bid)を提案していたことが話題になった。

よく耳にするTOBとは、株の買い取りを希望する側が、買取株数、買付期間、買取価格を新聞広告などで公表して、株式市場を通さずに売買の募集を行うものだ。

しかし、テクモはこのTOBの提案には賛同しないとの回答。「信長の野望」や「三國志」で有名なコーエーとの統合を協議し、共同の持ち株会社の設立を検討中だという。コーエーが強いとされる、オンラインゲーム分野との相乗効果を期待してのことだ。

ゲームはユーザニーズを満たすものを開発するため、高性能化や大容量化を余儀なくされている。そのため開発費用が高騰し、また多くの人材も必要なことから利益をそれほど得ることができないという状況だ。

スクウェア・エニックス側では、コーエーとの統合を選んだ理由などについて記載した質問状を提出したが、期限内に回答を得られなかったためTOBを撤回すると発表。ひとまずは、この騒動も沈静化したといえよう。