証券の注文方法に関するシリーズ、今回は「乗換注文」についての説明だ。乗換注文というと、電車など交通手段の乗り換えをイメージする人も多いのではないだろうか。そのイメージはあながち間違いではない。
乗換注文の説明を見ると、「現在保有する現物・建玉の売却・返済注文が全約定した場合に同一銘柄もしくは別銘柄の買付・新規建注文が発注される予約を行うこと」というような感じで書いてある。これを読んで眠くなった人、その気持ちはよく分かる。
「そもそも“建玉”って?」と思う人もいることだろう。「たてだま」ではなく、「たてぎょく」と読む。証券業界では株式などのことを玉(ぎょく)という。タマゴのことではない。英語でいうところの「Position」を意味するようだ。
「建玉」とは、信用取引において決済されていない信用買いの株や信用売りの株(その両方をいう場合もある)、あるいは未決済の株数を指す。信用取引については、証券labにも説明があるのでそちらを参照して欲しい。
…で、乗換注文の説明に戻るのだが、例えば「現在持っているA社の株の売り注文が全て成立した場合、新たにB社の株の買い注文をセットで出す」というような注文方法だ。A社の株からB社の株に「乗り換える」わけだ。ちなみに、B社の株ではなくA社の株(同一銘柄)でも可能だ。乗換注文は投資信託で用いられる。
この乗換注文は、現在B社の株の購入資金が足りないが、手持ちの株を売却すれば購入できるという場合に便利な注文方法だ。売り注文と買い注文を一回で済ませることができるというメリットもある。
