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株で借金をすることはあるの?:ネット証券初心者によくある証券に関する疑問を集めた質問集

株で借金をすることはあるの?

株取引には「現物取引」と「信用取引」というものがあります。株取引に失敗して借金を抱え込むことになったという話を聞きますが、これは信用取引の場合です。

ネット証券初心者の猫吉くんの質問に、証券博士のシーソー先生がお答えします

現物取引と信用取引

株取引に失敗して借金を抱え込むことになったという話を聞きますが、これはどのようなことなのでしょうか。

実は、株取引には「現物取引」と「信用取引」というものがあります。

「現物取引」と「信用取引」は、どう違うのですか?

「現物取引」とは、その名前の通り保有する現金や株で売買を行うものです。自分の資金で株を購入する、あるいは自分の持っている株を売却するわけです。手持ちの資金以上の売買はできないので、資金がなくなる場合はあっても、借金をすることにはなりません。また、企業の倒産によって株価が0円になったとしても、損するのは投資した範囲の金額だけとなります。

「信用取引」とは、証券会社からお金を借りて株を購入する、あるいは株を借りてそれを売却するものです。証券会社があなたを「信用」してお金や株を貸し、それで取引をするから「信用取引」というわけです。株取引をやってみたいけどお金がない、あるいは株を売って利益を得ることができそうなのに手元にない場合でも、信用取引によって株の売買を行うことが可能です。

タダでお金を貸してくれるのですか?

貸してくれるといっても、無担保というわけではありません。証券会社に委託保証金を預けるか、それと同じくらい価値のある証券を担保として差し出す必要があります。証券会社に借金をして株取引を行う…といったイメージです。

結局、信用取引でもお金が必要になるのではあまり意味がないのでは…。

信用取引の場合、預けた委託保証金や証券以上のお金や株式を借りることができるというメリットがあります(レバレッジ効果)。例えば、30万円の委託保証金でも100万円の株が購入できるわけです。ただし、信用取引で株や資金を借りた場合、貸株料や金利が毎日発生するので注意が必要です。

逆に、預けた委託保証金以上の損失が発生する可能性がある点、信用取引のデメリットといえます。この場合、借金が発生することになるのです。

信用取引では「空売り」を行うことができます。空売りとは、証券会社から株を借りて売却し、株価が下がったときに買い戻すというものです。ただし、証券会社から借りた株は返済期限までに買い戻す必要があります。安値で買い戻すことができれば、その分の差額が利益となります。しかし、高値で買い戻す場合には、その分の差額が損失となります。株価に上限がないため、リスクは無限であるといえるのです。

また、信用取引の委託保証金には「最低保証金維持率」というものが定められています。これは、最低でも維持しなければならない保証金の割合です。信用取引をしている株の銘柄に含み損が生じ、最低保証金維持率を保つために必要な金額を下回った場合、「追証(おいしょう)」という追加の保証金が必要になります。追証を振り込まなければ、強制的に取引決済されることになります。

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